簡単解決!プロバイダー変更後の無線LAN設定

著者:梅本清志

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プロバイダーを変更した後、無線LANが繋がらなくなった!なんて声はよく聞きます。無線LANを使うための設定について解説したいと思います。

まず大前提として、無線LANに接続する前に「有線で接続可能なこと」を確認しましょう。それが確認できていなければ、インターネットが開通していないことになり、以下に説明する無線LANの設定をいくら試しても決してインターネットに繋がることはありません。

LANケーブルを2本用意します。プロバイダーから提供された機器のACアダプターをコンセントに繋ぎます。LANケーブルの片方は壁に付いている差込口に、もう片方は機器の背面に差します。もう1本のLANケーブルも同様にパソコンと機器を繋いでインターネットの接続を確認しましょう。

では、無線LANの接続について。上記に説明した、プロバイダーから提供された機器とパソコンの間に無線ルーターを挟むことになります。まずはすべての機器の電源を一旦OFFにしてから作業を始めましょう。

最初に無線ルーターの背中に切り替えスイッチのようなものがあるはずですので、「AUTO」や「ON」にしましょう。これで無線機能をONにしたということになります。

先ほどパソコンに差していたLANケーブルを無線ルーターに繋ぎましょう。そして、無線ルーターのACアダプターをコンセントに差すのも忘れずに。機器の電源を入れてパソコンを立ち上げます。

Internet ExplorerなどのWebブラウザーを起動し、インターネットに接続できるか確認しましょう。もし接続できない場合は、以下の説明を参考に問題を解決しましょう。

(1)「ダイヤルアップ画面が表示され、インターネットに接続できない。」
この場合、Internet Explorerを起動した後、ツール→インターネットオプション→接続タブをクリック。”ダイヤルしない”を選択しましょう。次に「LANの設定」ボタンをクリックし、”LANにプロキシサーバを使用する”という項目にチェックが入っていた場合、チェックを外しましょう。

(2)PPPoE認証接続設定が求められる。(プロバイダー情報の設定)
プロバイダーからの送付資料に必ず「ユーザーID」と「パスワード」が記載された書類が同封されているはずです。これを入力するだけです。

新しく接続をセットアップする画面では「接続ユーザー名」と「接続先パスワード」、「DNSサーバアドレス」の入力欄があるかと思います。

「ユーザーID」=「接続ユーザー名」、「パスワード」=「接続パスワード」となります。「DNSサーバアドレス」についてですが、これはプロバイダーより指定が有る場合のみ入力しましょう。(ほとんどの場合、指定はありません。)

(3)上記のいずれでもない場合
まず、接続ユーザー名、パスワードの確認を冷静に行いましょう。それでもダメな場合はすべての機器を再起動しましょう。IT業界の仕事では”困ったら再起動”と言われているくらいですから、面倒がらずに試しましょう。

詳しくはこちら簡単!無線LAN設定方法とは

無線LAN設定のまとめ

無線LAN(Wi-Fi)の設定には、次の手順が含まれます。

ルーターを接続する

インターネットプロバイダから提供されたルーターを接続する。

LANポートにネットワークケーブルを差し込み、WANポートにモデムを接続する。

電源を入れて、ルーターが起動するのを待つ。

無線LANの設定を行う

ルーターに接続するためのデフォルトIPアドレスやパスワードを調べる。

ブラウザを開き、ルーターの管理画面にログインする。

– 無線LANのSSID(ネットワーク名)や暗号化方式(WPA2など)を設定する。

– セキュリティーキー(パスワード)を設定する。

デバイスを接続する

無線LANを使用するデバイス(スマートフォン、タブレット、パソコンなど)で、SSIDを検索する。

検索されたSSIDを選択し、パスワードを入力する。

接続が成功すると、デバイスでインターネットに接続できるようになる。

セキュリティーを強化する

不正アクセスから無線LANを保護するために、セキュリティーを強化する。

ゲストネットワークを設定して、別のSSIDやパスワードを用いることができる。

ファームウェアのアップデートを定期的に行い、最新のセキュリティーアップデートを取得する。

以上が、無線LANの設定の基本的な手順です。適切な設定を行うことで、高速で安全な無線LANネットワークを構築することができます。

詳しくはこちらプロバイダー乗り換えTOPに戻る